当たり屋というのは、
わざと車に当たって保険金をせしめたり、
示談金と称して金品を要求したりなどの不法行為をする人の事を言います。
これは昔からある詐欺のやり口のひとつです。
この昔からある当たり屋の行為が、最近とあるアメリカの人気ドラマで放送され、それを観た若者達が真似をし詐欺を働くケースが多くなったというのです。
とまあ、、、当たり屋するのがドラマの影響かどうかはさておき、
ここハワイで今、若い子達による当たり屋詐欺が増えてきているというのです。恐ろしいこっちゃと思います。
しかもワイキキ近辺の道路で、朝のラッシュアワー帯を狙っての犯行が多いというので、もし旦那がターゲットにでもなってしまったらと思うと心配でたまりません。心配が始まると、道往く人が皆、当たり屋に見えてきます。
被害者の証言
さて、いつも見てる Hawaii News Now で、被害にあうところだったというブライアンさんのインタビュー映像が載ってましたので観てみました。
ブライアンさんの証言。
朝の4時頃に車を走らせていたら、ドンと何かが当たったような衝撃がおこった。
確認しようと車を降りると、男の子が道に倒れていた。側にはもうひとり男の子が立っていた。
「大丈夫か?」「救急車を呼ぼうか?」と倒れていた男の子に声を掛けると、「大丈夫。大丈夫」と言って男の子は起き上がろうとしていたが、側に居たもうひとりの子が、「立ち上がっちゃダメだ」と男の子の動きを止めていた。そしてブライアンさんに向かって、「お金を払ってくれたら警察は呼ばないよ」と言ってきた。
そうして男の子は、「お金を払ってくれたらいい」と三回はしつこく言ってきたそうです。
それであまりに怪しいってんで警察を呼んだらしいんですが、
警察から事情聴取を受けてた男の子達の話しは二転三転してて、とてもおかしなものだったそうです。
カハラモールの駐車場でも。
ハワイにはカハラという高級住宅地がありますが、そのカハラ地区にあるショッピングモールの駐車場でも、当たり屋の被害に遭いそうになった方が居るそうです。
その方の証言によると、
駐車場から車を出そうとリアビューカメラの映像画面(車の後方が映っている)を見ながらバックしていたら、男がとつぜん現れ、バン!とボンネットを叩いて地面に倒れ込んでゆくのが見えたと。そして男は「車に当たった」と言って脅迫してきたそうなんですが、
たまたま近くで駐車場の空き待ちをしていた女性が男のやる事を一部始終見ていたそうで、「それは嘘よ!!」と証言してくれたところ、男は慌てて逃げていったということなんです。
なにはなくともまず警察へ。
日本でもそうでしたが、事故が起きれば被害者、加害者、大小関わらずとにかく警察を呼ぶというのは車を運転する者として絶対でした。
それはまあ保険を通す為に必要だからとかいろいろありますが、トラブルを防ぐ為でもありました。
ハワイでもそうですね。とにかく警察。まず警察。
ホノルル警察署では、昨今増えている当たり屋の詐欺事件に対し、市民に「まず警察へ電話を!」と注意を促してるであります。
以上。〆!