ラスベガス滞在中に見かけた人たちの中でも、特に記憶に残ってる人たちの事を書きます。
一文無しになったらしい家族四人
ラスベガスのダウンタウンにあるアーケード街は、
夜ともなるととても賑やかで、ぶらり歩くだけでも楽しい場所なのですが、
*写真は3年ほど前のものです
そのアーケード街の道のど真ん中に、以下のような家族が横一列に並んで立っておりました。
「私たちはミネソタから来ました。お金を全部失ってしまいました。帰る飛行機代もないです。助けてください」
というようなことが書かれたダンボールの紙片を持つ、父親らしき大男と(カウボーイハットを被ってた)、
乳飲み子を抱えて切なそうな顔でこっちを見てくる母親と(割と若くて美人だった)、
長い髪を三つ編みにした天使のように愛らしい小学生ぽい女の子が二人(双子っぽい感じだった)。
完全に詐欺一家だろ、と私は思ったのでした。
頭にカーラーを巻いたまま、カジノのホールを闊歩し、そしてビュッフェに行く女性
宿泊先のMGMホテルにて。時間は朝。
髪に大きなピンク色のカーラーをいくつも巻きつけた金髪女性が私の前をどすどす歩いておりました。服はいかにもパジャマみたいなワンピース。
どこへ行くんだろうと見てたら、ビュッフェに行ってました。
近所の顔なじみの店に行くんじゃないんだから、一応ホテルビュッフェだから、カーラー巻いたままはどうなのと私は思いました。
自由すぎるよなあ。
スロット台の上で寝ていた多分ホームレスのお姉さん
最初に見たときは、酔いつぶれて寝てるのかなと思ったんですが、
よく見たらお姉さんの傍には何やら荷物がぎゅうぎゅうに入った紙袋と小さなバッグ。小さなバッグには商品タグが付きっぱなし。そしてお姉さんが履いてるズボンにも商品タグが付きっぱなし。
それで、ああホームレスだなと、暖を取りにカジノに来たんだなと分かったんですが、
それにしても盗んでそのまま?!と、タグの付けっぱに驚いた私です。
あれですかね、もう何もかもが面倒になるもんなのでしょうかね。全てがどうでもいいのかな。
オーレオレオレオレの次はオーレ
MGMのカジノで遊んでた時なんですけど、なぜか時々そこいらで
あのサッカーの応援歌のオーレーオレオレオレーという歌を皆で合唱してるのが聞こえてきてたんです。
ある時には、何十人という団体さんがカジノのホールを歩いて皆でオレオレ歌って大行進ですよ。なんだったのかはよくわからないままなんですが。
で、オーレーオレオレオレーの次はウィアザチャーンプと歌うのかと思ったら、違うんです。オーレーなんです。
オーレーオレオレオレー、オーレー、オーレーオ、なんです。ウィアザチャンプとウィアザチャンピオンズは言わないんです。なぜ?
い、言ってくれよ!ウィアザチャーンって言ってくれよ!と、何度も心の中で思いました。消化不良です。
そのオレオレ大合唱の行列は、1日だけじゃなく滞在中に何度も遭いました。それで時々、どのスロットで遊ぼうかカジノのホールをうろうろと歩いてて、はたと気付いたらオレオレ団体の行列に自分たちも入り込んでしまってることがあって、「は!いけない!オレオレ歌わされる!」と、慌てて逃げ出すということが何度かありました。
あれはなんだったんでしょう。
以上、私がラスベガスで見た、あんな人こんな人でした。
楽しかったです、ラスベガス。