先日私はバスルームの壁を撤去しました。撤去した壁の中には鉄柱が組まれていたのですが、その鉄を再利用して、家の中に新たな壁を作りました。
作ったのは玄関とリビングを隔てる壁です。
作った理由
なぜこの玄関脇に壁を作ったかを言わせていただくと、それは家の中を盗み見られるのを防ぐためです。
というのも玄関ドアの外側は共有の廊下になっていまして、頻繁に同じ階の住人が前を通るんですね。例えばもし、私か旦那が玄関ドアを開けた時、たまたま隣人が前の廊下を歩いていたとしたら、我が家のあれやこれやが盗み見られちゃう可能性が高いんです(被害妄想気味)。
また例えばもし、私が薄着で寝転がっている時に宅配便の配達員がやって来たとして、その時に旦那が薄着の私のこともお構い無しに玄関ドアを開けたとしたら、配達員から部屋の中は丸見えですから私の薄着姿も見られるかも知れません。それは恥ずかしいですよね(自意識過剰気味)。
でもここに壁があると、咄嗟に隠れる事が出来ます。また外からリビングの方は見えにくいはずです。安心ですよね。だから作りました。
あともう一つ。
玄関ドアを開けると外の風が入り込むのですが(わりと強風)、その風と共に砂埃などのゴミがリビングに侵入してくるんです。それがものすごく嫌なので、少しでも防ぐため壁を作りました。
あゝどちらかというと、私が壁を作った理由の一番はこっちの方かもしれません。
壁の製作過程
壁の中の柱の設置は、バスルームの壁を撤去した時に見て覚えた鉄柱の組み方と全く同じようにしました。
尚、写真では三本の柱ですが、最終的にはもう一本、木の柱を組みました。
壁の表面
壁の表面はカットしたベニヤ板の継ぎ合せです。
本来ならばここはシートロック(石膏ボード)で作るべきだと思うのですが、シートロックは大きくて我が家の車では運べませんから、ベニヤにしました。上部に穴を二つ開けたのは、玄関ドアを開けると入って来る強い風を逃がすためです。
ジョイントコンパウンドの出番
不細工な継ぎ目はウッド用のパテで埋めてさらにコンパウンドで隠します。
壁の表面をスムーズな仕上がりにするつもりが無かったので、コンパウンドはわりと適当に塗ってます。継ぎ目さえきちんと隠れればそれで良しとしました。
開けた穴に木枠をはめ込む
パイン材を穴の寸法に合わせてカットし、組み立てたものを穴の中にはめ込んでます。はめ込んだ後は見た目の調整に白いモールディングで縁取ってます。
完成のつもりが
これで完成です。
私はそのつもりでした。
ですがこの仕上がりを見た旦那から、木枠は塗った方がいいと不服を言われたので、言うことを聞いて塗りました。
まあ私も実は完成と言いながら心中は「中途半端な出来だな」と思っていたから塗ってみたのですが・・・。
これがいつもの調子で黒く塗ったのがいけなかったのか、塗り方のセンスが悪いからなのか、とにかくお世辞にも素敵な壁とは言い難いものになってしまいました。失敗です。
そういうわけで現在は黒く塗った箇所を白に塗りつぶしています。
数ヶ月後
ジョイントコンパウンドやベネチアン・プラスターを駆使して、なんとか見た目の体裁を取り繕いました。近くで見ると粗も目立ちますが、遠目で見ればまあまあの出来になったと思います。
壁を作って今更思う事
壁はベニヤじゃなくきちんとシートロックで作ればよかったです。それだけ後悔してます。シートロックは大きいから運べないと諦めたんですが、だったらバンのレンタカーでも借りて買いに行けば良かったのです。100ドルもしないレンタカー代をケチるべきではありませんでした。
ベニヤだと壁を叩いた時、安っぽくて軽い音がするんですよね。中身の無い空っぽの音。それがどうも気に入りません。
それでは。